横田瀝青興業 事業継続計画
横田瀝青興業 緊急時・災害時対応について

緊急時・災害時対応の考え方

お客様が策定されている事業継続計画(Business Continuity Plan 以下「BCP」といいます)に盛り込まれた計画行動の中で、
1.燃料(人や貨物の運搬、設備・重機の稼働、暖房用、発電機用など)
2.アドブルー(尿素SCR車の運行)
の二つの物資が必要となる計画行動を支援するための供給体制をお客様と綿密にお打合せを行い構築していきます。

燃料インフラ

一般的なBCP計画書では、緊急時・災害時に備えて食料や水、毛布などの備蓄については盛り込まれますが、移動や発電に欠かせないはずの“燃料”の備蓄について記載されることはほとんどありません。
これは、燃料の貯蔵方法や貯蔵量が厳しく法律で制限されている上に、長期間の保存で変質してしまうため、燃料を個別に備蓄することが甚だ困難だからといえます。
このため緊急時・災害時であっても、必要となる燃料は外部から調達しなければなりません。
BCPの中で“燃料”の確保が重要な要素と位置付けられているお客様に対して、当社がもつ燃料のノウハウをお客様のインフラとして活用していただけるような体制をお客様と共に構築していくことを目指してさまざまな準備をおこない、またご提案をさせていただきます。

サプライチェーンの公式

燃料油は消防法に定められた危険物であるため、取扱いには専用の設備器具が必要になります。しかも、貯蔵施設から現場で荷卸しまでのサプライチェーンが一つにつながらなければ供給することはできません。
つまり、「貯蔵」、「配送」、「荷卸し」のどれか一つでも“0”となれば、燃料供給そのものが“0”になってしまいます。かといって平時からこれらを維持しようとすれば莫大な費用が必要となります。
日常の業務として、“インフラに頼らない燃料供給”である「パトロール給油」を行っている当社ならではの提案がここにあります。

通信・情報の確保

衛星電話回線の開設
緊急時・災害発生後速やかに緊急連絡用の衛星携帯回線を開設します。

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供給体制

貯蔵設備
本社油槽所には非常用電源を配備し万一に備えています。この電源で油槽所のみならず事務所全体の電源もサポート、緊急時・災害時の重要なオペレーション基地となります。
さらにバックアップとして、本社から約50km離れた場所に第2油槽所を運営しています。
配送設備
当社は、20klの容量をもつ大型石油ローリーを2台自社運用しています。大型石油ローリーは、油槽所や被災地への輸送を効率よく行う重要な役割をはたします。
荷卸し・小口配送
当社は、それ自身が給油所のような役割をになうことができるパトロール給油ローリーを多数運用しています。さらに当社のローリーは一般的なローリーと比べて容量が大きくまた強力なパワーで燃料を吐出することができますので、重機や発電機などへの直接給油はもちろんのこと、ポリタンクから地下タンクまで、お客様ニーズに対応しあらゆる形態の給油活動を行うことができます。
アドブルーの供給
最新の中型~大型トラックには尿素SCRシステムが搭載されています。SCR搭載車はアドブルーがなければエンジンがかからない仕組みなっています。
今後大災害が発生した時には、燃料とは別にアドブルーの供給ができなければトラック輸送に多大な支障をきたす可能性があります。当社では、常時アドブルーを貯蔵し配送していますので、緊急時・非常時においても燃料と同時にアドブルーの供給もサポートします。
燃料関連資材の備蓄
ポリタンクやポンプ、ドラムなど燃料を取り扱うために必要となる資材は、災害時には全国的に入手困難となります。当社では、日常の業務に使用しつつ、緊急時・災害時に備え、ある一定数量の在庫を常時確保しています。